1月19日(日)千種文化小劇場にて小学生向けの「ドラマ・イン・エデュケーションワークショップ(DIE)」を実施しました。
今年で5年目になる事業です。
本事業は、午前中にAプログラム、午後にBプログラムという構成で実施しました。

今年度のプログラム内容はこちら↓
Aプログラム
「一枚の写真から、げきをつくろう!」
一枚の写真を見て、何が見える?どんな音が聞こえる?
もし、セリフを言うとしたら??
想像の羽を広げて、げきをつくってみよう!
Bプログラム
「物語のつづきを考えて、げきにしてみよう!」
うりんこの役者が絵本を読むよ。
みんなは、その後の物語のつづきを考えて、オリジナルのげきをつくろう!
活動の目的は、
・身体や感覚を使い、コミュニケーションの活動をする。
・ペアやグループで話し合い、想像を共有し合意形成を図り、一つの劇をつくる。
当日の参加者は10名。
そのうち昨年度も参加してくれた子どもたちが、半分ぐらいいました。
中には、4年連続して参加してくれたツワモノも。
ありがたいですねぇ。
子どもたちの期待に応えるべく、ファシリテータ―も気合が入ります。
心身の緊張をほぐすアイスブレイクから始まり、導入・発展のアクティビティ(体験)
を経て、いよいよ劇づくりが始まります。
最初は緊張していた雰囲気がありましたが、アクティビティを体験し一緒に遊ぶうちに、
メンバー同士やファシリテータ―との距離も縮まってきました。
午前中は写真から劇づくり、午後は絵本のその後のげきづくり。
子どもたちは、自分たちで「どんな場所?いつ?どんな人が出てきそう?何が起こっている?起こりそう?そして、どうなる?」
などを話し合います。
沢山のアイデアの中から、一つのアイデアにしぼることは、大人でも一苦労。
ですが、子どもたちは粘り強く話し合いを重ね、どのチームも一つのアイデアにしぼり、発表に向けて、げきの練習を楽しんでいました。
尚、この話し合いにファシリテータ―は介入しません。
アシスタント講師が人数合わせでチームに入ることもありますが、あくまで話合いの中心は子どもたち。
大人が主導したり、上手くいく方法やハウツーなどは絶対に教えません。
なぜなら、
こどもたち自身が、自分とは違う考え方に出会い、自分の考えも伝え、一つの目的に向かって合意形成を図る。
この過程がこのワークプログラムの醍醐味だからです。
「ドラマ・イン・エデュケーション」は、「コミュニケーション力」や「表現力」「想像力」「創造力」など、子どもたちが将来、社会に出た時に必要とされる『生きる力』の育成を目的としています。
午前・午後のそれぞれの発表では、子どもたちが考えたオリジナル劇を演者になったり、観客になったりと、お互いの立場を楽しみました。
また、発表後には「感想シェアタイム」を設け、面白かったところ、工夫していたところを
その理由を含めて言語化し、自分の意見をまとめて相手に伝えることに挑戦しました。
今回のオリジナル劇もどの作品も工夫をこらしていて、子どもたちの想像力の豊かさに驚嘆しました。
来年度も実施の予定です。
ご興味ある方は是非チェックしてみてくださいね!
Comments